計画停電による影響で日本産業大打撃

最近ようやく、地震による産業界へのダメージの深刻さに目がいくようになり、
報道が多くなってきましたね。






先週1週間の日経平均の動きです。

各メーカーの株価思ったより底堅かったという印象です。

企業の存亡をかけたといっても過言ではない状況の中、
あまり下落もなくほぼ右肩あがりの動きをしました。

ただ、来週は材料も乏しい中、日経平均の上昇は見込めないと思っています。

計画停電によって半導体設備等稼働させることが出来ず、
大規模な部品生産障害が起こっています。

半導体に使用するシリコンウエハーは、SUMCOや信越化学工業のシェアが大きく、
この2社は震災で打撃を受けています。

加えて、洗浄液の過酸化水素水などといった間接的原材料も日本企業のシェアが高く、
不足状態に。。。

すでにトヨタ、ソニー、パナソニックといった大手メーカーは、
部品の確保が出来ず四苦八苦している模様。

下手をすると、業績の下方修正を出してくるメーカーもあると思います。

今回の震災が株価に与える影響は、

１．生産工場が被災したことによるダメージ
２．計画停電等、間接的要因による被害
３．震災による購買マインドの低下による消費者買い控え
（生活必需品以外の製品）

など、多岐にわたっています。

なので、投資判断としてはメーカー株は短期で売り、だと考えます。
日経平均もしばらくは下落トレンドでしょう。

私は基本的に信用売りはしないので、しばらくは様子見しようと思っています。
（企業を応援する意味でも、その会社の株を買うことしかしないようにしています）

ただし、株価が底値になってきたら買い出動しようと思っています。

日本人の生真面目さを海外で絶賛されているように、
日本は素晴らしい国です。
日本の企業努力もハンパないです。
その国民性をもってすれば、必ず日本は復興するハズ！

それにしても、東京電力の管理の甘さは致命的ですね。。。
インフラ関連であり、半公務員天下り企業の甘さがいかんなく発揮されています。






東京電力の株価は、寄り付いてから乱高下しながら推移しています。
株価のようにならないような対策をしていただきたいものです。